聴風居

40代主婦。夫婦ふたりでひっそり暮らしています。

病院の待合室

 

 今日の東京は、朝から強い雨が降りしきっています。

 この春は雨が多いですね。

 

 午前中は、この雨の中、予約していた皮膚科から婦人科へ、病院をはしごしました。

 

 今日行った婦人科は、内科と産婦人科も診察している、初めての病院。

 数人が座っていた待合室には、ぱっと見わからないけれど鞄に妊婦マークをつけた方もいて、”この人は妊婦さんなんだなあ…”とぼんやり思いながら、呼ばれるのを待っていました。

 

 中には、車イスに乗った高齢女性と息子さんらしき男性もいて、男性が診察室まで車イスを押したり、診察を終えた女性にコートを着せてあげたり、お金を払ったり…甲斐甲斐しく女性の面倒をみていました。

 そんなふたりが会計を終えて外に出ると、相変わらずの強い雨

 病院の玄関先で女性が車イスから自家用車に乗り移るとき、男性が介助しているあいだ傘をさせなかったので、見かねて、雨に濡れないよう傘を差したら、男性から何度も御礼を言われました。 

 ”やさしくお世話してくれる息子さんがいてよかったね”

 母なる存在をうらやましく思うと共に、かつてちょっとだけ介護を経験した身として、息子さんに幸あれ、と心から祈るばかりでした。