聴風居

40代主婦。夫婦ふたりでひっそり暮らしています。

退屈と紙一重の平穏さの中で

 

 先日、久しぶりに日本橋方面へ行きました。

 この暑さとこの状況で、なかなかふらっと行くことがなかったエリア。

 近年、再開発が進んで新たなビルが次々と建ち、整備されつつある街並みは、歴史ある街ならではの品と風格を感じ、落ち着いたいい街だな、と思いました。

 

 京橋から神田にかけて、百貨店や商業施設、老舗のほか、全国のアンテナショップが立ち並んでいます。

 遠出できないこのご時世、各県のものに触れることができるので、アンテナショップ好きとしてはたまりません♪

 今回もお財布の中身と持てる荷物の量を意識しながら、買い物を楽しみました。

 

 ランチは、コレド室町テラス2階にある台湾料理のお店「富錦樹」(フージンツリー)へ。

 前回、コレド室町テラスに初めて来たときは、お昼どき結構並んでいたのですが、今回は、すんなり入ることができました。

 屋外のテラス席は、時折陽が射し、”テラス席を選んだの、失敗したかな…”と思ったほど暑かったけれど、屋外での飲食は気持ちよかったし、お料理も美味しかったです。

 

 今年の夏は、遠出もできず、もちろん、帰省もせず。

 限られたエリアの中で淡々と過ぎる毎日は、時折波風は立つものの平穏で…。

 でも、人生の目標とか、生きがいとか、張り合いみたいなものもなく、このまま老いて死ぬばかりかあ、と、特に悲観的になるでもなくぼんやりと、思ったりするのですが。

 

 以前はふらっと出かけていたエリアに、久しぶりに行ったり。

 行けない地域の文化や食に触れたり。

 初めてのお店に入って食事したり。

 記事で見たことがある、老舗の喫茶店へ行ったり。

 

 何かハデなことをしたら幸せ!ではなく、

 「時折説教じみたように感じる雑誌」と知人が評する某雑誌のように”丁寧な暮らし”に幸せを見出そうとするでもない、

 退屈と紙一重な平穏さの中に、ちょっとした喜びを感じながら、元気にゆるゆる過ごしていけるといいな、と思っています。