聴風居

40代主婦。夫婦ふたりでひっそり暮らしています。

支援のかたちはそれぞれ

 

 台風が近づいていますね。

 最も雨が強くなりそうなのは明日ですが、早くも風が強くなってきました。

 

 最近、連日報道される某感染症に罹った人の数が減りつつある一方、夫が仕事で打合せした相手やSNS上の知人など、某感染症に罹った人や、”こ、この症状は某感染症に罹ったのでは・・・”と思われる人を見聞きする機会が増えてきました。

 今回の第7波?の脅威は、これまで以上に身近に感じます。

 これまで、我が家にとって「備蓄」といえば、地震に備えてのことでしたが、某感染症に罹ったときのための備えもしたほうがいい、とあらためて感じるようになりました。

 自分たちだけならまだしも、高齢の両親のこともあるので。。。

 

 

 骨折のため自宅療養中の義母(と義父)に、2、3日おき程度に、おかずなどを届けるようになって、もうすぐひと月。

 気を遣っていないようで、全く気を遣っていないわけではない差し入れ。

 前回(=10年前)の反省を活かし、無理しないようにしています。

 義理の両親からも、夫からも、頼まれてやっていることではないし。

 だからこそ、無理をしないかわりに、やったことを恩着せることなく続けたいな、と思っています。

 

 先日、3年前の京アニ放火事件で亡くなった女性の夫と息子さんの記事を読みました。(読売テレビ「かんさい情報ネットten.」 2022年7月18日放送)

 母親を亡くした息子さんはまだ小学生。

 入院を余儀なくされるほどの症状を抱えつつ、「息子と一緒にいたい」と病院を説得し、1日3回の通院を条件に、退院を許可された夫。

 そんな親子のもとへ、病院からの連絡を受けた行政やNPOのスタッフが訪問しました。

 アンケートで、悩みや聞いて欲しいことなどを自由に書く欄に、『子どもと2人で孤立していないかが心配』と書き綴った夫。

 

「誰かが自分の事を思ってくれているというか、必要としてくれているじゃないですけど。気にかけてくれている、存在を認めてくれているという人が、一人でも世の中にいると思えたら僕はうれしい」

 

 2人を孤立させないための“支える形”として、今回の訪問をきっかけに、今後、週に1回、NPOがおにぎりを持ってきてくれることになりました。

 

「『支援』って日本語だと、支えて援助するとしか書かないんでしょうけど、助けてもらうっていうのは、“ヘルプミー”ではなくて、“コミュニケイト”なのかな。助けてもらうやり方というのも千差万別いろいろあるのかなと。その人に適した内容を考えて、助けてもらったらいいかなって思いました」

 

 

 「支援」のかたちは、それぞれ。

 「支援」を求められる方も、できることとできないことがあり、きれいごとじゃないケースも多々あるかと思います。

 私と義理の両親との関係も、所詮、他人。

 ですが、”コミュニケイト”を通じて、いろんな意味で、今度こそ後悔しないよう、関わっていけたらいいな、と思っています。