聴風居

40代主婦。夫婦ふたりでひっそり暮らしています。

いわさきちひろの「母の日」

 

 曇天で蒸し暑い月曜日。

 関東甲信越もそろそろ梅雨入りしそうですね。

 

 

 9日は母の日でしたね。

 義理の母に渡すべく花屋に行ったら、お母さんに贈る花を求めて、たくさんの人が次々と訪れていました。

 

 中学生くらいの女の子

 小さな子を連れたお父さん

 若いカップ

 高齢の母親に渡すのであろう、壮年の男性   etc.

 

 それぞれのお母さんに、「ありがとう」を伝えようとお花を買っていく人達をみていたら、私はこんな風にお花を贈ってもらえる人生ではなかったんだなあ、と、寂しくなりました。

 こんな風に感じたことは、これまでなかったな。。。

 

 

 義母の家には、数年前から、いわさきちひろの「母の日」という名前の絵が小さな額に入れて飾られています。

 

 小さな男の子が、手に赤いカーネーションを1輪もちながら、お母さんの首をぎゅっと抱きしめている絵。

 

 いわさきちひろの絵は全般的に好きだけど、この絵はいろんな思いがかきたてられるから、ホント嫌い。

 いつかその日が来たら、真っ先に捨てようと思っているもののひとつです。

 

 

 壇珠さんの16日付けのnoteで、第二子不妊等の相談をした女性に対し、

 

お気持ちはとても良くわかりますが、第二子不妊もあなたのせいなどではありません。本当にね、身も蓋もないような話に聞こえるかも知れませんけれども、できなかったらできなかったことがベストなのです。それによる良いことが、たくさんありますよ。

 

とあったけれど、私が今の自分の人生を、"できなかったことがベスト"と思うには、もう少し、時間と意思が必要。

 

 

 

 …いや、違うな。

 思うも何も、これがベスト。まごうことなき事実。

 

 子どものいない人生が、私にとってベストです。