いわさきちひろの「母の日」
曇天で蒸し暑い月曜日。
関東甲信越もそろそろ梅雨入りしそうですね。
☆
9日は母の日でしたね。
義理の母に渡すべく花屋に行ったら、お母さんに贈る花を求めて、たくさんの人が次々と訪れていました。
中学生くらいの女の子
小さな子を連れたお父さん
若いカップル
高齢の母親に渡すのであろう、壮年の男性 etc.
それぞれのお母さんに、「ありがとう」を伝えようとお花を買っていく人達をみていたら、私はこんな風にお花を贈ってもらえる人生ではなかったんだなあ、と、寂しくなりました。
こんな風に感じたことは、これまでなかったな。。。
義母の家には、数年前から、いわさきちひろの「母の日」という名前の絵が小さな額に入れて飾られています。
小さな男の子が、手に赤いカーネーションを1輪もちながら、お母さんの首をぎゅっと抱きしめている絵。
いわさきちひろの絵は全般的に好きだけど、この絵はいろんな思いがかきたてられるから、ホント嫌い。
いつかその日が来たら、真っ先に捨てようと思っているもののひとつです。
壇珠さんの16日付けのnoteで、第二子不妊等の相談をした女性に対し、
お気持ちはとても良くわかりますが、第二子不妊もあなたのせいなどではありません。本当にね、身も蓋もないような話に聞こえるかも知れませんけれども、できなかったらできなかったことがベストなのです。それによる良いことが、たくさんありますよ。
とあったけれど、私が今の自分の人生を、"できなかったことがベスト"と思うには、もう少し、時間と意思が必要。
…いや、違うな。
思うも何も、これがベスト。まごうことなき事実。
子どものいない人生が、私にとってベストです。