Bicherin

　今日は、朝から、遮光カーテン越しにもわかるくらい、まばゆく太陽が輝き、思わず「気持ちがいいねー」と何度も口にしたくらい、すっきりとした秋晴れでした。

　午後からうす曇りになりましたが、暑すぎず寒すぎず、過ごしやすいです。

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　先日新宿に行ったとき、打合せを終え、待ち合わせた夫が「疲れた」と言うので、ちょっとお茶でも、と、すぐ目の前にあった建物（＝高島屋）の３階にあったカフェ「Bicerin（ビチェリン）」に入りました。

　「ちょっとお茶でも」のはずが、入口で一瞬たじろいだくらい、重厚なしつらえの店内。

　それもそのはず、「Bicherin」は1763年にイタリア・トリノに創業した老舗のカフェ。

　後で調べたところ、日本にはカフェやお菓子を購入できるお店が、東京・名古屋・大阪に数店舗あります。

　店名にもなっている「Bicherin」は、ホットチョコレート、エスプレッソコーヒー、生クリームが層になって小さなグラスに注がれた、チョコレート・ドリンク。

　「最初のひと口は是非かきまぜずにそのままで」

とお勧めされたとおり、かきまぜずに口にすると、濃厚な生クリームの存在を感じながらホットチョコレート＆エスプレッソが味わえる、美味しい飲み物でした。

　ちなみにこのビチェリン、2001年には公式に「ピエモンテ（※）の伝統的な飲み物」として認定されたとのこと。

　※トリノは、ピエモント州の州都

　海外旅行なんて夢のまた夢のご時勢の中、思いがけず、イタリアの老舗カフェの味を楽しめたひとときでした。

　ところで、このBicherin、2016年のG7伊勢志摩サミットで日本政府公式提供商品として使われたり、「接待の手土産－秘書が選んだ至極の一品－」で殿堂入りするなどした、「バーチ・ディ・ダーマ」というお菓子を販売している、と知ったのは、帰宅してからのこと。

　一度は是非食べてみたい…近いうちにまた新宿に行く予定があるので、できたらそのときに買ってこようと思います。